お客様の声①

今回、事前に収録した映像を学生が見るオンデマンド型オンラインインターンシップに、弊社と一緒に取り組んでいる株式会社ビージョイ(松山市/食品製造業)のご担当者様に、サービスの感想などをお伺いしました。

ー本日は、よろしくお願いいたします。(以下、弊社(右))

よろしくお願いいたします。(以下、株式会社ビージョイご担当者様(左))

ーまずは、弊社と一緒にオンラインインターンシップに取り組む前のご状況をお伺いできますか

はい。オンラインインターンシップに取り組む前は、コロナ禍の前ということもあり、いわゆるワンデイやツーデイの対面でのインターンシップを実施していました。内容としては、実験器具を使用しての品質管理や商品の原価計算などの体験を中心としたプログラムとなっており、他社様がされている内容と大きな違いはなかったかと思います。

いま振り返ると、その時のインターンシップは、「学生のみなさんに楽しんで満足していただく事」を考えて、どちらかというと採用目線で実施してきました。その結果、採用ターゲットとなる学生と、そうではない学生が混在して選考に来る状況が発生しており、選考場面でのミスマッチや採用リソースの無駄な投入が続いていました。

ーそうした中で、今回、一緒にオンラインインターンシップに取り組んでいただけた理由はどのようなところにあるのでしょうか

一つは、コロナ禍の中で対面での実施が難しく、「オンラインのインターンシップに取り組みたい」と考えていたところでお話をいただいたことです。また、一緒に取り組むことで、自社の目線だけでなく、大学サポートさんから、学生の目線も含めた客観的な視点を取り入れた動画となり、自社で取り組むよりも質の高いオンラインインターンシップができたと思います。

また、それらの結果、採用活動にかかるリソースが削減されていますし、オンラインということも含めて新たな学生群(ターゲット層)との出会いも生まれています。

また、そのようなインターンシップを実現するためには、「学生が楽しむインターンシップ」よりも、「学生が学ぶインターンシップ」に重点を置いたことも重要な点であったと思います。

ー実際に、本取組を進めてみての感想や成果はありますか

まず、以前の対面でのインターンシップであれば、他部署を巻き込み準備をしなければならないなどの多くの労力が発生しており、受入人数や実施時間などの物理的制約もありました。一方で、今回のオンラインインターンシップでは、最初は準備や撮影などの労力が発生するものの、物理的制約が減った上で、結果的にインターンシップに係る時間が削減が達成されています。

また、オンラインインターンシップを通じて選考に来た学生歩留まりが、以前は10%だったものが30%に向上しているのも大きな成果だと考えています。

また、今回、YouTubeの限定公開の機能を通じて学生に動画の視聴を促すことで、「いつでも見られる」、「自分が見たいところを何度も見られる」といった点で好評でした。

さらに、事前に目指すべき成果をしっかりと決めて取り組んでいるので、学生への個別フィードバックを実施することができましたし、一人ひとりに寄り添った形でフィードバックでき、相互理解を深めることができました。

ー先ほど、選考の歩留まりは向上したとありましたが、現時点では、必ずしもインターンシップから内定につながっていない状況がありますが、どのように捉えていらっしゃいますか

現在、参加している多くの学生が理解度が高く、学びを得てくれていますが、必ずしも内定につながっていないことが重要だと考えています。
具体的には、インターンシップを通じて、ビージョイのことや求める人物像を理解して学んでもらうことを目的としていますから、すべての学生のみなさんがしっかりと学んだ上で、自分に合っている、合っていないということを理解し、その後の選考に応募してもらうことが一番重要だと考えています。

そうした中では、理解度が高いからといって、必ずエントリーしてもらう必要ないと思いますし、参加した学生全員が選考へ応募することも必要ないと考えています。

学生のみなさんが、自身で企業を判断し決断できることが、就職活動では大切なことだと考えています。

ーこれまで「学生の満足度ではなく、学びを追いかける」ことに一緒に取り組んできましたが、いかがでしたか

インターンシップの段階から、志望度を高めることを目指すのではなく、会社が求める力や働き方に合っているかという合致度を高めることを目指すことで、入社後の早期離職を防止することにもつながると感じています。

ーその他、取り組んでいる中での担当者様としての学びや気付きはありましたか

例えば、現場の雰囲気や仕事している様子など、対面でないとなかなか伝わりにくいと思っている企業こそやってみる価値はあると思います。学生の感想を聞いている中で、やってみれば意外と動画でも伝わった感があります。

また、どの業種でも、どの企業でも、本インターンシップは向いていると思います。いずれにしても、充分な成果を出すためには、事前にインターンシップのゴールとなるルーブリックを大学サポートさんと協議して決めることが大切だと思います。

また、私もそうでしたが、ルーブリックを使ったことがない、使い方がわからないという担当の方が大半だと思います。そこは、大学サポートさんがしっかりとサポートしてくれるので安心していただいたらと思います。

ー本日は、ありがとうございました。

ありがとうございました。